高校生のレストラン「たくみのたまご」コンセプト
大和青藍高等学校は、「人間性豊かな教育を施し、地域社会に貢献できる有為な人材を育成する」ことを教育目標にしています。
調理科の生徒たちは日々の調理実習の中で研鑽を積んではおりますが、現場でより多くの経験を積むことで技術を磨き、理想と現実のギャップを埋め将来に生かしてほしいと、平成23年12月12日、調理部を立ち上げました。そして当レストラン「たくみのたまご」は、平成24年5月5日に直方市古町商店街にて調理部が運営する高校生のレストランとしてオープンいたしました。
高校生レストラン「たくみのたまご」では、レストランでの調理・サービスに留まらず、在庫管理や材料の発注、企画、育成などの運営全般を生徒自身が行っています。また、様々な地域イベントへ参加し直方市の活性化に寄与することを目指してきました。
新型コロナウイルス予防のため営業自粛が続き、生徒の目標設定が困難となったため2021年12月19日をもって閉店いたしました。
ブイヨンへのこだわり
スープのベースとなるブイヨン・ド・ヴォライユ。
手間を惜しみ、業務用の既製ブイヨンを利用している飲食店が少なくない中、たくみのたまごでは毎回ブイヨンを手作りしております。
内臓や脂を取り除き、水にさらして臭味を抜いた鶏ガラを香味野菜、香草とともに3時間ほどゆるやかに煮出し、既製品にはないやわらかな風味に仕上げています。
デミグラスソースは5日がかりで
たくみのたまごの定番メニューであるオムライス。以前は既製のデミグラスソースをベースに野菜や香草を加えて煮込み、調整したソースをかけていました。
平成29年度からはデミグラスソースを1から手作り。ローストした牛骨と牛筋肉と鶏ガラ、炒めてうま味を凝縮させた香味野菜を香草、香辛料とともに煮込み続けて仕上げます。