昨日よりも賢く!
皆さん、こんにちは。
普通科キャリアコース2年3組担任の寺地です。
休校が続き、気づけば5月。ゴールデンウィークの真っ只中ですね。
「せっかくの連休なのに…」
今までのように出歩く機会がなくなり、退屈に感じている人もいると思います。
しかし、何もできないからと言って、一日をだらだらと過ごしてしまうのも
少しもったいないのでは?
そこで、英語の教員である私から、コロナウイルスに関する英語の豆知識をお伝えします。
皆さん、一緒にお勉強しましょう!(明日誰かに話したくなるかも?)
【英語では読み方が違う?】
コロナウイルスは、英語で ”coronavirus” と表記します(これで1単語)。
読み方は「コロナヴァイラス」です。
お気づきの通り、「ウイルス」ではなく「ヴァイラス」なのです。
もともとvirusは、英語読みの「ヴァイラス」と、
ドイツ語読みの「ヴィールス」の2つがあります。
日本の学会では英語とドイツ語を使う流派が分かれていたので、
「日本語表記でどちらを採用するか?」
と揉めに揉めたのだとか。
そこで、英語でもドイツ語でもない、ラテン語読みの「ウィールス」を採択し、
読みやすいように「ウイルス」と表記したのが始まりだといわれています。
そう、「ウイルス」という呼び方は、ラテン語を参考に日本人が読み方を少し変えた、
正真正銘の日本語なのです!
ちなみに、coronaという単語もラテン語由来で、なんと「王冠」という意味です。
ウイルスの形が王冠に似ていることからそう命名されたそうです。
【正式名称とは?】
世界保健機構(WHO)では、コロナウイルスを “COVID-19” と命名しました。
実はこれが正式名称なんです。
・CO…Corona
・VI…Virus
・D…Disease(ディズィーズ:「病気」のことです)
・19…2019(発見された年を表します)
それぞれの頭文字をとって「コヴィッド19」と読まれます。
一方で、現在メディアでは「新型コロナウイルス」と報道されますが、英語では
“the new coronavirus” もしくは “the novel coronavirus” と表記されます。
「新型」だからnew「ニュー」であるのは違和感ないのですが、
気になるのが、この ”novel” という単語。
novelは「ナァヴァル」と読みますが、この単語は、
「①小説、②斬新な、新しい」
という意味があるのです。②の意味を使って表記されているのですね。
さて、いかがでしたか?
身の回りにあふれかえっているカタカナ語は、調べてみると案外面白いんです。
英語に限らず、様々な国の言葉が日本でも使われていることがたくさんあるので、
気になったものはどんどん調べて、自分の知識にしてしまいましょう!
最後に、私が生徒の皆さんと普段接している中で、
「学校で勉強する内容は、日常生活では使わない」
という声をよく聞きます。
なるほど…。その気持ちも分かりますが、果たしてそうなのでしょうか?
国語を通して読み書きを学び、相手に物事を伝えられる。日本語の素晴らしさも味わえる。
数学は、物事の道筋を順序立てて考える訓練になり、話し方も上手になる。
英語が無いと、世界とのやり取りが途絶え、グローバル化した社会ではそれが足かせになる。
社会を通して身の回りで何が起こっているかを知り、世界の情勢を素早く把握できる。
医療サービスを利用できたり、自然災害に関する情報を入手できるのは、理科があるから。
健やかな身体を維持できるのは紛れもなく保健体育のおかげであり、
専門学科の科目は、言うまでもなく重要ですよね。
そう、皆さんが学ぶ内容は、全て日常生活で活かされているのです。
「学ぶ」ということは、「自分自身を豊かにし、毎日を幸せに過ごせる手段」でもあります。
また、いざとなったときに自分を困難から守ってくれる「武器」にもなりえます。
この期間を通して、少しでも皆さんの学習が充実したものになればいいなと思います。
体調にも気を付けながら、一緒に頑張りましょうね。
Thank you for reading!
次のブログは平良先生!よろしくお願いします!